千葉市中央区大森台にある整体で姿勢を美しく。
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首筋が痛む頭痛の原因は?対処法や疾患の可能性について紹介
頭痛の際にこめかみや前頭部ではなく、首の後ろあたりが痛むケースもあります。
首の後ろが痛む原因には、日常起こり得るものだけではなく、疾患の可能性もあるので不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
今回は、頭痛で首の後ろが痛む原因や疾患の可能性について紹介します。
対処法も合わせて紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
首筋(首の後ろ)が痛む原因
頭痛によって首の後ろが痛んでしまう原因は、病気だけではなくさまざまあります。
以下でよくある原因を紹介するので、参考にしてみてください。
生活習慣によるもの
姿勢の悪さや、体の片側だけに負担をかけるような癖があり、体が歪んでしまうと痛みにつながりやすいです。
近年、パソコン・スマホを見る機会が多いため、姿勢が悪くなりやすく、本来なら美しいS字カーブを描いている体に乱れが起きているケースが増えています。
さらに首の骨は、くの字を描くように曲がっていますが、スマホの見過ぎで筋肉がかたまってしまうと、ストレートネックや首の後弯を引き起こしてしまうのです。
そのほか、毎回バッグを同じ方の手に持つ、同じ肩にかけるといった片側だけに負担をかける生活習慣がある人も、首や肩がこりやすく、頭痛が引き起こされやすいでしょう。
首や肩にかけてこりが強くなるので、血流が滞りやすくなることで、首の後ろがより痛くなります。
加齢
年齢を重ねていくと、背骨のクッション材の役目を果たす椎間板の水分が抜けてしまい、硬くなります。
その結果、クッション機能が低下して衝撃を吸収できなくなり、痛みが発生する可能性があるでしょう。
筋力も落ちてしまうので、頭痛になりやすくなる・首が痛むといった原因の1つとなります。
頭は重たく、多くの筋肉によって支えられているので、筋力が低下してしまうことで血行が悪くなり、頭痛が起こりやすくなるでしょう。
ストレス
精神的なストレスを感じると、人間の体は不調につながりやすくなります。
筋肉が強張ってしまうことで血流が低下し、首や肩のこりが痛みとして発生するケースが多いのです。
日常的にストレスを感じる人の場合、自律神経に悪影響を及ぼすため、体や筋肉がかたまりやすくなり、頭痛や首の後ろが痛くなるケースもよくあります。
首筋(首の後ろ)が痛む頭痛は疾患の可能性もある

生活習慣によって、首の後ろが痛む頭痛に悩まされる方は多くいます。
一方で、疾患が隠れている可能性も捨てきれないので、よく理解しておきましょう。
以下では、頭痛で首の後ろが痛む時に考えられる疾患を紹介します。
脳梗塞
首の後ろが痛むだけではなく、ろれつが回らない、体の片方が動かしにくいなど、顕著に体の状態が悪化する疾患です。
脳梗塞を発症した人は、必ず頭痛が起きるというわけではありません。
しかし、首の後ろに痛みを感じる頭痛が起きたケースも多いため、可能性の1つとして覚えておきましょう。
くも膜下出血
首の後ろが痛む原因で多いのは、くも膜下出血です。
まるで頭を硬いもので、後ろから殴られたような激痛に襲われる点が特徴だといえます。
急に頭痛がして首の後ろが痛くなってきた場合、くも膜下出血の前触れを疑いましょう。
「警告頭痛」と呼ばれます。
動脈瘤から少量の出血が起きていることから痛みが生じていると考えられています。
吐き気などを伴うケースもあります。
急激な痛みがあった際は早急に医療機関を受診しましょう。
頚椎症
頚椎は首の骨を指し、全部で7個あります。
これらの骨を連結する椎間板や靭帯が、何らかの原因で変形や変性を起こすと、神経を圧迫することがあります。
この変形や変性は、職種や年齢などが大きく影響していると言えます。
特に頚椎症になると、神経が刺激されることで首の痛みを引き起こしやすくなります。
また、脊髄の圧迫が進むと、手足のしびれや脱力感といった症状が現れる可能性が高いです。
そのため、頭痛以外にも体調の変化を感じた際は、速やかに医療機関を受診することが大切です。
椎骨動脈解離
椎骨動脈解離は、心臓から脳に向かう4本の血管のうち、首の骨の中を走る2本の血管を指しています。
意識の中枢で、心臓や肺の動きを司る部分でもある「脳幹」に連絡を行っている部分です。
無理な首の動きやケガなどで椎骨動脈の血管壁が破けて出血したり、血管内が詰まってしまったりすると、椎骨動脈解離が引き起こされます。
椎骨動脈解離が起きると、脳梗塞を引き起こしやすくなるので注意が必要です。
特徴は、損傷した血管がある側の後頭部が突然激しく痛み、首が痛むことです。
感じる痛みは個人差があり
かなり強い痛みの場合はすぐにでも医療機関を受診し、MRIやMRAなどで検査を行いましょう。
痛みが軽くとも放置せず、違和感があれば早めの受診が大切です。
緊張型頭痛
疾患とまではいえません。
しかし、画像上で脳に異常がない場合は一時性頭痛と呼ばれる頭痛に該当します。
特に緊張型頭痛は、首の後ろが痛くなる点が特徴です。
近年、テレワークの増加や長時間スマホ操作を行う人が増え、首の筋肉に負担がかかってしまいます。
筋肉がずっと緊張している状態が続くと緊張型頭痛になりやすいです。
筋肉が硬い状態だと、筋肉の中を走っている神経が圧迫されてしまい、過剰な興奮状態になります。
そのような状態になると、後頭部あたりが激しく痛み、辛い状態になるでしょう。
脳の状態を病院で検査しても異常がないのに、首の後ろが痛む頭痛に悩まされている場合は、緊張型頭痛の可能性が高いです。
首筋が痛む頭痛の対処法
疾患ではなく、緊張型頭痛など首のこりが原因の頭痛で首の後ろが痛い場合の対処法を紹介します。
基本的に、筋肉の過剰な緊張を防ぐために首への負担を軽くすることが大切です。
肉体的な疲労、緊張状態だけが原因ではなく、精神的なストレスも大きく影響するので心身ともにリラックすることも大切です。
以下の対処法を参考にしてみてください。
長時間のパソコンやスマホの使用を避ける
日常的にデスクワークをしている人や、スキマ時間は常にスマホをみているという人も多いのではないでしょう。
常に同じような体勢をしていたり、下を向いていたりすると、首や肩に大きな負担を与えます。
定期的に伸びをしたり、立ち上がったりして姿勢の見直しを行いましょう。
体の緊張状態を緩和させてください。
また、パソコン・スマホを使いすぎた、疲れたな、と感じた時は目線を遠くに向ける、休憩するなど配慮をしましょう。
休憩する場合は、目をつぶるなど休ませることが大切です。
ストレッチなど軽い運動習慣をつける
デスクワークの人や常にスマホなどに触れている人は、毎日軽い運動習慣をつけましょう。
極力、パソコンやスマホを見ない時間を作ることが大切です。
しかし、なかなか難しいというケースもよくあります。
そのため、ストレッチやウォーキング、ジョギングなど軽い運動を習慣的に行いましょう。
血行不良を改善し、こりを緩和させます。
さらに、ストレス改善にもつながるので積極的に取り入れていきましょう。
軽い運動でも毎日は難しい、という方は週に2〜3回程度でも問題はありません。
肩や首を温める
首の後ろが痛くなりやすい緊張型頭痛の場合は、血流が悪くなることで引き起こされます。
そのため、ホットタオルや入浴した首や肩筋のあたりを温めてみましょう。
血流改善効果が期待できるだけではなくリラックス効果も期待できます。
就寝前など気持ちが落ち着いている時に試してみてください。
辛い頭痛は医療機関の受診や整骨院の来院を検討
首の後ろが痛くなるような頭痛が発症すると、とても辛くて日常の動作も大変になるでしょう。
病院を受診しても問題がないものの、日常生活の改善や運動習慣を行ってもなかなか治らないケースも多いです。
長引く痛みや何度も繰り返すような痛みがあれば、整骨院への来院を検討してみてください。
最初に医療機関を受診し、脳などに異常や病気などがみられない場合は、整骨院へ行って症状の緩和が可能か相談しましょう。
まとめ ~首筋が痛む頭痛の原因は?対処法や疾患の可能性について紹介~
今回は、首筋(首の後ろ)が痛む頭痛について紹介しました。
原因は生活習慣や年齢などのほか、重大な病気が隠されている可能性もあります。
痛みの程度に関係なく、辛いと感じる場合はまず医療機関を受診してみてください。
万一問題がないのであれば、整骨院へ来院し、相談してみるのも1つの方法です。