院長あいさつ

頭痛に悩まされる日々
医療機関における診断はいつも「異常なし」です。若かったこともあり脳のCTを撮影したところで、梗塞の1つもありません。しかし時折、発作的な目の奥の激痛に見舞われます。どう考えても異常があるのに検査では異常なしという結果になります。 当然のことながら、痛みを抑える薬を処方されるわけですが、実は飲まなくてもしばらく(30分~2時間)我慢すれば発作的な激痛はひいていきます。偏頭痛の発作や群発発作を経験している人はわかると思いますが、「嵐が去るのを歯をくいしばってひたすら待つ」という日常です。ちなみに薬を服用しても効果が現れるころには発作痛が消退している経験から、こういう判断をするようになりました。
自分で治療できるように
ほかの治療方法がアテにできない以上、自分で解決するしかないと様々なことを試みていきます。自然療法のようなものや食事療法なども含めると試し過ぎて覚えきれないほどです。当然、現代医療のアプローチも含みます。そのなかで頚椎の位置異常に着目するカイロプラクティックの考え方に行きつきます。 首をあれこれ動かしていくうちに痛みが軽減する位置があることに気づきます。最初はたまたま治せた感じで再現性などありません。しかし、何度も試行錯誤していくうちに規則性があることがわかってきました。からだの構造と仕組みを本当の意味で理解するはじめの一歩がこの体験から生まれました。
整骨院を開院するきっかけに
このときすでに整骨院の業界にはいましたが、電療や罨法、マッサージを行うごく普通の柔道整復師として仕事をしていました。特別なスキルもなく、整骨院という仕事に対するこだわりも特段なかったと思います。ただ自分のからだを治せる技術が使えるとなってからは話が別です。そこに至るまでに「鍼を直接患部に刺せたらからだはよくなるんじゃないか」などと考え自体はありました。そんなこともあり鍼灸あん摩マッサージ師の免許も取得していたりします。しかし、自分の身体が明確に治せる治療技術を開発してから手技療法一本できた思いがあります。 そういう中で、ご縁があって2001年の11月に千葉市中央区仁戸名町で整骨院を開業致します。コンセプトは「ちゃんと治療できる整骨院」です。
あしたば整骨院の開院
そこから11年が経過した2012年、現在の京成ちはら線大森台駅前に移転開院いたしました。そこから更に10年、たゆまずに研鑽を続けて治療の精度や再現性が高くなってきました。現在の整体施術においては言語化も進んできており、ほかの治療家にも伝えられる領域に近づいてきております。 施術者である以上、みんな、来院される患者さまの痛みを取り除きたい。楽にしてあげたい。快適に動けるようになってもらいたい。そう思っているはずです。 私は痛みを取り除くことにプラスして、ずっと快適に動ける良い身体を提供したいと考えております。これは無形の価値であるため、目には見えづらいです。しかし、長い期間で考えると最も重要な価値であると信じています。10年後も変わらずお元気で動ける身体を維持する。このために痛みが無くとも、月一回の整体(調整)が必要です。
からだに秘められた規則を知る
人間の身体には厳密なルールと法則性があり、それを無視して施術を行うことは、身体に害を成す可能性を秘めています。 たとえば車に乗って初めての場所へ行く際に、カーナビに目的地を入力してゴールを確認してから走り出すと思います。身体の施術も同じです。 現在のからだの状態(所在地)を把握したうえで、ゴール(目的地/理想のからだ/目指したい状態)を設定します。 更に、ゴール(理想のからだ)までの方向・道筋・到着するまでの時間など評価をして進めていきます。 こうすることで施術をする側と患者さまが共通の認識ができます。また患者さまに安心感をもってもらいながら、治療を進めていくことが可能です。 また、患者様が治療方針や身体の仕組みなどを理解することで得られるメリットは患者さま自身のからだの治り方にも影響すると考えています。前向きな人には前向きの結果が現れます。努力している人にはやはりそれに見合う成果が出るものだと信じています。 そのため、私たち自身もお身体を大切にしている患者さまと一緒にお仕事(施術)をさせて頂きながら、よい治療を続けていこうと日々、精進して参ります。よろしくお願い致します。 この地域で一人でも多くの人が『10年20年たっても美しく健康である』という健康への価値貢献をしてまいります。