マッサージをしない理由を解説します。千葉のあしたば整骨院で判断している理由を下記のページで解説しています。マッサージ

マッサージとは

マッサージの定義はこう記されています。(wikipadiaより)

マッサージMassage)は、皮膚に求心的に施術することにより主に静脈血液循環の改善やリンパ循環の改善を目的にした手技療法。マッサージは、フランスで生まれた手技療法(Massage、マサージュ)を指すが、同様の効果を得られるものとしてタイ式や朝鮮式のマッサージ(アンマ(안마)と呼ばれるものは除く)も便宜的に「マッサージ」と呼ばれる。現在の日本では、治療目的で反復継続の意思をもって行うには国家資格であるあん摩マッサージ指圧師免許が必要であるが、現実のマッサージ業者は無資格が多数である。

マッサージは緩和することが目的

あしたば整骨院では、マッサージを行わない判断をしております。ただし、揉んだりするのが悪いと言っているわけではありません。一般的には症状を緩和するための施術であり、慰安や癒しと認識しています。

からだの仕組みからみると

からだの仕組みからみた場合のお話です。刺激量からみたときに、マッサージがからだに与える影響をアルントシュルツの法則で説明してみたいと思います。

アルントシュルツの法則とは、このように定義されています。アルントシュルツの法則(Arndt-Schulz法則)は、薬理学や生理学の分野で用いられる法則で、「少量では刺激効果があるが、過剰な量では抑制効果が出る」という原則を示しています。この法則は、主に薬物の効果に関連して説明されますが、一般的な生理的反応や治療アプローチにも応用できます。

マッサージにこの法則を適用して説明すると、次のようになります。

1. 少量の刺激(マッサージの軽い圧)
軽いマッサージや適度な圧は、血液循環を促進し、筋肉の緊張を和らげ、リラクゼーションをもたらします。これは、身体に対する「少量の刺激」によって得られるポジティブな効果です。

2. 適度な刺激(マッサージの中程度の圧)
中程度の圧や強さのマッサージは、さらに深い筋肉の緊張を解消し、ストレスの軽減や柔軟性の向上に寄与します。この段階では、マッサージの効果が最も高く、身体がリラックスしやすい状態となります。

3. 過剰な刺激(マッサージの強すぎる圧)
一方で、過度に強い圧やマッサージを行うと、逆に筋肉や組織にダメージを与え、痛みや炎症を引き起こす可能性があります。これは、「過剰な量の刺激」が身体に悪影響を及ぼす例です。

このように、アルントシュルツの法則から判断すると、適切な強さや手法を見極めることが、効果的なマッサージには重要であることがわかります。少量の刺激から適度な刺激までが最も効果的で、過剰な刺激は逆に悪影響を及ぼす可能性があるというわけです。

整体からみると緩むのも問題

では、弱い刺激ならよいのかといえば、整体の観点からみるとそうも言いきれません。なぜなら、骨格をまっすぐに整える際にも、筋肉がしっかりと支えてくれることが重要です。そして、普段は筋肉が骨格をしっかり支えるため体軸は安定しています。しかし、揉み込む行為は、一時的にもその支えを弛ませることになります。

緩んでも骨格が整っていれば問題ない

整体の場合は施術をしても、からだの軸が安定するので、筋肉が緩むのは不要な緊張分だけです。マッサージの場合は、骨格の位置を考慮せず、その状態のまま弛めようと施術をしまう問題があります。このとき、骨格が整っていない場合は痛みがでる可能性があります。そうでなかったとしても、弛んだあとにすぐ緊張が出てきてしまいます。

マッサージが根本改善につながらない理由

こう考えると、マッサージを行うことでからだは弛みリラックスができることは事実です。しかし、引き換えに骨格を支える力を少なくする。そして、歪みがある場合は、弛んでもすぐに緊張が戻ってしまうのです。そのため、根本改善をしたい場合には選択肢として不適切である。と考えています。

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