痛みが良くならないのは何故か?
多くの治療院では「痛みは筋肉の緊張によって引き起こされている」と説明しています。
確かに、痛みの発生源である関節や神経、それに付随する筋肉組織に問題があるとき、周囲の筋肉が緊張すれば、痛みが発生します。
逆に、痛みの発生源となっている観察や神経に問題がない場合、仮に緊張があっても痛みは発生しません。
これは、筋肉の緊張が問題なのではなく、問題のある組織に緊張による圧力がかかることで痛みという問題が発生することを示唆しています。
と、いうことは、最初の「痛みは筋肉の緊張によって引き起こされている」という説明は、完全な不正解とは言わないものの、表面的な状態しか見ていないと言わざるを得ません。
そして、緊張という側面しか見ずに、本当の原因にアプローチをしないとしたら、痛みが良くならないのは当然なのかと感じます。そして、痛みを改善する、治ることは、かなり難しいのでは無いか?と思います。
これが「痛みが良くならないのは何故か?」という問いの答えです。
本来であれば、問題の本質である「関節の問題」つまりは関節のズレを解消することが痛みの根本解決につながると考えています。