座位における身体の軸の安定性検査

座位における体の診断
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座位における身体の軸の安定性検査

このテストは、座位姿勢における身体の軸の安定性、特に頭頸部と骨盤の位置関係の整合性を評価する目的で行います。

【実施方法】

  • 患者さんには、椅子などにまっすぐ座った状態で、両腕を肩の高さで水平(側方)に伸ばしてもらいます。
  • 施術者は、患者さんの伸ばした腕に対して上から下へ向けて軽く押すように力を加えます。

【評価のポイント】

身体の軸が安定している場合

腕は押されても安定を保ち、しっかりとキープすることができます。

身体の軸が不安定な場合

施術者が加えた軽い圧により、腕が下がり、姿勢の保持が困難になります。

【このテストでわかること】

このテストは、重力下(立体的な姿勢制御が求められる状況)での身体の軸の安定性を確認するための指標です。特に、頭頸部と骨盤の位置関係が正しく保たれているかどうかを評価しています。

※なお、仰臥位(寝ている姿勢)での腕と足の検査は、非荷重下であるため、骨格構造の形(骨組みの位置)を主に評価することになります。

この検査(座位での位置関係の整合性に対する評価)とは異なる目的で行なっています。

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