
コーヒーはお好きですか?
食後の一杯はホッとするひと時ですよね
ただコーヒーは鉄分の吸収を阻害してしまう可能性があり
貧血を気にされている方は飲むタイミングには注意が必要です
1. コーヒーは鉄分の吸収を阻害する可能性があります。
コーヒーに含まれるタンニンという成分が食事やサプリメントで摂取した鉄分と結合しやすい性質を持っています
結合した鉄分は「タンニン鉄」となり体内に吸収されにくく、のまま体外に排出されてしまうことがあります
またコーヒーに含まれるカフェインも間接的に鉄分の吸収を阻害する可能性があります
カフェインはビタミンCの排出を促す作用がありビタミンCは鉄分の吸収を助ける働きがあるためです
2. コーヒー自体に鉄分はほとんど含まれていません。
コーヒーは香りや風味を楽しむ飲み物であり栄養素はわずかしか含まれていません
鉄分もごく微量でありコーヒーから鉄分を摂取することは現実的ではありません
そのため鉄分を効率よく摂取するためにはコーヒーを飲むタイミングに注意することが大切です
食事中や食後すぐのコーヒーは鉄分の吸収を妨げる可能性があるので避けた方が良いでしょう
コーヒーを飲む場合は食後1時間以上を目安に時間を空けることが推奨されています
鉄剤を服用している方も服用前後30分以内はコーヒーの摂取を控えるようにしましょう
貧血気味の方や鉄分不足が気になる方はコーヒーの摂取量やタイミングに注意し鉄分を多く含む食品(レバー、赤身の肉、魚介類、緑黄色野菜など)を積極的に摂るように心がけましょう
またタンニンの少ないお茶(ほうじ茶、麦茶、杜仲茶など)を選ぶのも良いかもしれません