整体の視点でみる「寝れない・不眠の本当の理由」
「眠りたいのに眠れない」「夜中に目が覚めてしまう」「朝スッキリしない」――こうした不眠の悩みを抱えている方は少なくありません。
薬やサプリメントに頼る前に、整体の視点から「なぜ眠れないのか?」を見直してみると、意外な原因が浮かび上がってきます。

1. 自律神経のバランスの乱れ
眠るためには「交感神経(活動モード)」から「副交感神経(リラックスモード)」へスイッチが切り替わる必要があります。
しかし、肩や首の緊張が強いと、からだは無意識に“戦闘モード”のままになってしまい、脳も休まらない状態が続きます。
整体で首や背中の緊張が解消されると、自律神経の切り替えがスムーズになり、自然と眠りに入りやすくなります。
2. 呼吸の浅さ
眠れない方の多くに「胸や背中の硬さ」があります。
胸郭(肋骨まわり)が固まっていると、呼吸が浅くなり、酸素も十分に取り込めません。脳は常に軽い“酸欠”状態となり、休むどころか不安や焦りを強めてしまいます。
整体で呼吸を広げるように整えると、深い呼吸ができるようになり、それが眠気を自然に引き出します。
3. からだの歪みと緊張
骨盤や背骨が歪んでいると、寝姿勢が安定せず、横になってもからだが落ち着きません。
「ベッドに入ってもゴロゴロして眠れない」という方は、無意識にからだが“楽な姿勢”を探しているサインです。
歪みを調整することで、からだが安心して横になれるようになり、眠りの入り口が自然に開きます。
4. 心の不安とからだの関係
整体では「心」と「からだ」は分けて考えません。
ストレスや不安があると、必ず筋肉や内臓に緊張が現れます。その逆も同じで、からだの緊張が解消されると、不思議と心の不安も軽くなります。
つまり、不眠は“心だけの問題”ではなく、からだを通して解決できることが多いのです。
まとめ ~整体の視点でみる「寝れない・不眠の本当の理由」~
不眠の本当の理由は「からだが休む準備に入れていない」ことにあります。
整体では、
- 自律神経のバランスを整える
- 呼吸を深くする
- 姿勢と歪みを改善する
ことで、眠りやすいからだの状態をつくっていきます。
眠れない夜が続いている方は、「薬に頼る前に、からだを整えてみる」という発想を持ってみてください。
質の良い眠りは、“整ったからだ”から自然に訪れます。