
肩こりは整骨院で治らない?痛みが良くならない原因や肩こりを改善する方法について解説
肩こりの治療法として、整骨院に来院する人も多いのではないでしょうか。
整骨院では、肩こりの原因となる根本的な部分をしっかりと把握し、的確な施術を行っていくので効果を期待しやすいです。
一方で、整骨院に通っているのに肩こりが一向に良くならないケースもあります。
今回は、整骨院で肩こりが良くならない原因や肩こりを改善する方法について紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
肩こりは整骨院で治らない?
整骨院では、肩こりを解消させるために入念に検査を行います。
単純に肩こりの部分をマッサージするだけではありません。
施術前にしっかりと検査を行った上で肩こりを引き起こしている肩以外の問題に対してもアプローチします。
根本的な治療を行えるでしょう。
そのため、本来であれば整骨院で肩こりが治らないというのは考えにくいです。
肩の部分だけではなく、全身のバランスを評価した上で丁寧に施術を行うため、的確な治療が可能といえます。
肩こりを引き起こしやすい姿勢の悪さや、骨格・骨盤の歪みなどバランスよく治療を行います。
よって肩こりを再発しにくくさせる点も特徴です。
一方で、施術を行う柔道整復師は国家資格を取得しているものの、知識だけがあり、技術力が低いというケースもあります。
そのため、肩こりの治療に不慣れな施術者が対応したり、同じ整骨院内でも技術力に差が出る場合があります。
ゆえに思うような効果を得られない可能性もあるでしょう。
整骨院で肩こりが良くならない原因

整骨院で肩こりの治療を行っても、なかなか良くならないのはいくつか原因があります。
以下で原因を解説するので、参考にしてみてください。
根本的な施術ができていない
肩こりの原因は、必ずしも症状が出ている部分とは限りません。
同じ部位の痛みでも、複数の原因が混在していることは珍しくありません。
右肩が痛いと感じても実は首や背中、腰が根本的な原因となっている場合もあるのです。
そのため、整骨院できちんと聞き取りや検査を行って原因を突き止めていなければ、的確な治療を行うことはできません。
痛みの出る部分だけを施術しても、なかなか効果を感じることはできないことが多くあります。
全身のバランスをみながら施術を行う整骨院を選びましょう。
施術前のカウンセリング不足
肩こりの改善効果を出せる整骨院は、施術前に徹底したカウンセリングを行います。
患者様がどのような症状を抱えていて、既往歴などを細く確認した上で検査を行います。
そして何よりも、根本的な治療を行うことが大事です。
例えば、肩こりに対する一般的な施術の流れを一方的に説明するだけであったり、あまり話を聞かずに肩こりだけで判断するといった場合では効果的な治療は期待できません。
肩こりは、筋肉が原因なのか姿勢が原因なのかなど、徹底したカウンセリングを行うことで、効率的な治療ができるでしょう。
そのため、初回の際に患者様の話をしっかりと聞くかどうかで良い整骨院か判断しましょう。
漠然とした治療を行っている
整骨院は基本的に、初診時に治療計画を立てます。
計画に沿って施術を行うことで、効率的に痛みへアプローチしていけます。
しかし、整骨院の中には説明不足のケースもあるでしょう。
治療計画を立てていたとはいえ、『患者様に説明していない。』『患者様が理解していない。』などといった状態で治療をしていたとしても思うような効果を感じない場合が多く見受けられます。
患者様が、今自分がどのような段階なのか?について、はっきり理解していない場合もあります。
すると、漠然と治療を続けていても効果を実感しにくいです。
そのため、きちんと治療計画を立てて丁寧な説明を行う整骨院を選びましょう。
また、万一説明に対して疑問や不安がある場合は、率直に話をしてください。
患者様が納得した上で治療を行うことが、最も効果を感じやすくなります。
セルフでも肩こりのケアを行う方法
日常的に自身でも肩こりのケアを行う方法はあります。
以下では、自分でできる肩こり改善法を紹介するので、参考にしてみてください。
ストレッチ
肩こりは、首周りの筋肉が過緊張になります。
結果、周辺の血流が不良になることで引き起こされます。
そのため、首周りの筋肉を中心として短時間で簡単にできるストレッチがおススメです。
緊張状態を緩和できるでしょう。
辛い肩こりに効くストレッチは、以下の方法を試してみてください。
- 椅子に座る
- 左手をお尻の下に置く
- 右手を頭の上に乗せて首を軽く伸ばす
- ゆっくり呼吸しながら40秒間キープ
- 姿勢を戻して手を逆にして再度行う
首を軽く伸ばして40秒間キープする際は、気持ち良いけれども少し痛みを感じるという状態は伸ばしすぎです。
手の重さで伸びる程度にしてください。
痛みを感じる程度まで伸ばしてしまうと、逆に負担を与えてしまいかねません。
力加減は非常に大事です。
時間がある時、仕事の合間などに繰り返し行ってみるのはいかがでしょうか。
ぜひリフレッシュできるので気付いた時に実践してみましょう。
ツボ押し
肩こりを感じる時、体を動かすことも大変に感じるでしょう。
そのような場合は、ツボ押しがおすすめです。
ツボは体のあらゆる器官と繋がっています。
ツボ押しをすることで、体の不調を正常な状態に戻せると考えられています。
肩こりに効くツボは、合谷(ごうこく)・後渓(こうけい)・手三里(てさんり)の3つです。
合谷と後渓は手の甲にあるツボで、手三里は腕にあるツボです。
合谷
親指と人差し指の間荷あるツボ。
やや人差し指寄りに位置していて押しやすいツボだといえます。
親指の腹をツボに当てて、人差し指と一緒に手を挟み込んで3〜5回程度プッシュするだけでOKです。
後渓は、小指の付け根にあるツボ
小指の付け根にあるツボ。
ヘアピンなどでプッシュするほうが押しやすいでしょう。
強めに押すことがポイントです。
少し痛みを感じる程度まで押して3〜5回繰り返してください。
手三里
肘を曲げた時にできる横ジワの先端から、手のひらに向かって指3本程度の場所にあります。
5秒程度押しては離しを3〜5回程度繰り返しましょう。
正しい姿勢を保つ
肩こりや頭痛など、あらゆる痛みに姿勢が関係しています。
パソコンやスマホを長時間見る人は、つい首が体より前に出る姿勢を継続しがちです。
俯いたり、首を前に出したりし続けていると、首の前側にある胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)という筋肉が過緊張を引き起こします。
胸鎖乳突筋は、首を支える大切な筋肉です。
過緊張になると炎症を引き起こしてしまうことがあります。
そうすると、首周辺にこりを感じ、痛みや頭痛、めまいなどの不調を感じる可能性があるでしょう。
そのため、日頃から正しい姿勢を保つように心がけが大切です。
肩こりを感じにくい状況を作り出せます。
イメージは、頭のてっぺんから糸でつり下げられているような感覚。
背筋を伸ばし、お尻に軽く力を入れて引き締めてください。
その際、あごを引いて、肩の力を抜き、左右の肩の高さを揃えるようにしましょう。
最初のうちは大変に感じるかもしれません。
しかし、いつも正しい姿勢をとることで体のバランスが整います。
まとめ
今回は、整骨院に通ってもなかなか肩こりが治らない原因について紹介しました。
整骨院によって、技術やカウンセリング力の違いが出てきます。
きちんと根本的な原因を突き止めてしっかりと治療できる整骨院を選んでください。
さらに、少しでも気になることがあれば、質問をしてみましょう。
丁寧に回答する整骨院は信頼できるので判断のポイントについてみてくださいね。
