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今回は整骨院での頭痛治療において保険適用の有無について解説いたします
整骨院の頭痛治療は保険適用できる？適用条件や注意点について解説
頭痛は、日常的に多くの人が経験しています。
痛みの度合いは個人差があります。
仕事や家事で忙しい時に頭痛が生じると集中力が低下してしまうので、パフォーマンスにも影響を与えかねません。
辛い頭痛の治療は、病院だけではなく整骨院でも治療を行えるのです。
整骨院では保険適用ができる、できないの治療があります。
頭痛治療も保険適用される場合とされない場合があり、今回は整骨院の頭痛治療で保険適用ができる条件や注意点について解説するのでよく理解しておきましょう。
整骨院で利用できる保険の種類
整骨院では、複数の保険が利用できます。
以下では、一般的に適用される保険やその他の保険について紹介するので、参考にしてみてください。
健康保険
一般的に、ケガや病気になった場合に健康保険を使います。
整骨院の場合は、外傷に対して健康保険を使用することが可能です。
目安としては、明確な原因のあるケガに対して健康保険が適用されると考えてください。
例えば、交通事故やスポーツ中のケガなどの突発的な外傷に対して治療が行われます。
そのほか、骨折や脱臼といった治療を行う場合は医師の同意があれば保険を適用した上で整骨院の利用が可能です。
自賠責保険
自動車損害賠償責任保険の略で、任意の自動車保険とは違い、日本国内で自動車やバイクの運行に義務付けられた保険です。
交通事故による被害者を助けることを目的としており、対人賠償に限って最低限の補償を行います。
補償の範囲は、事故による治療が対象で物損や対物賠償は含まれていません。
整骨院においても自賠責保険を使用できるケースがありますが、患者様が被害者なのか加害者なのかによって手続きが変わります。
労災保険
労働災害補償保険は、通勤中・業務中のケガや病気に対し、保険を給付する制度です。
この保険は、労働者やその家族を救済する目的で設けられています。
事業主は、1人でも労働者を雇っていれば加入しなければなりません。
労災保険の給付対象は、業務災害と通勤災害です。
業務災害は、業務をしている最中にケガをした場合や、過度な業務が原因で病気になった場合を指します。
業務とケガとの因果関係が重要で、業務時間内に業務が起因となって発生したケガ・病気であることを証明する必要があります。
通勤災害は、通勤中にケガをした場合を指し、住居と会社との往復でのケガのみが対象です。
例えば、途中で買い物に立ち寄ってケガをした場合は、保険適用にはなりません。
病院と同様に、整骨院でも労災保険を適用して施術を行えるケースがあります。
整骨院での保険適用条件
整骨院で頭痛の治療を行う際、保険が適用されるケースもあります。
しかし、すべての治療に対して保険が適用されるわけではなく、一定の条件を満たす必要があるのです。
基本的な保険適用の条件は、主に外傷が対象です。
骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷が対象で、医師の診断に基づいて必要な治療だと認められた場合のみ、保険適用ができます。
頭痛の場合で、保険適用されるのはケガが原因となる肩こりです。
例えば、肩のケガをして間もない時期の痛みが強く、頭痛を引き起こしているなどが原因であれば保険適用されやすいでしょう。
一方で、肩のケガをして数週間後に整骨院へ行っても、痛みがすでに和らいでいた、ケガと頭痛の因果関係がはっきりしたい場合は保険適用が不可になる可能性もあります。
頭痛は保険適用されない場合がほとんど
頭痛の場合、ほとんどがか肩や首のこりを原因とし、慢性的な痛みを伴うものです。
保険適用されるのは、急性症状で負傷の原因がはっきりしている場合だけになります。
同じ肩の痛みでも、慢性的な肩こりでは保険適用になりません。
一方、家事や育児をしている時に痛めた場合や、スポーツで捻った場合は保険適用されることがあります。
また、どのタイミングで負傷したのか不明でも、例えば首を傾けると痛い、手をついたら手首に痛みを感じるようになった場合も保険適用されます。
頭痛と一言で言っても、さまざまな原因とタイミングがあります。
そのため、保険適用される可能性はゼロではありません。
不明な場合は、まず整骨院へ相談してみましょう。
整骨院で頭痛治療を受ける際の注意点
整骨院で頭痛治療を受けることは、筋肉の痛みや緊張に対して的確に対処できるため効果が期待できます。
しかし、頭痛治療で保険適用されるケースは少ないでしょう。
保険適用の有無関係なく、頭痛治療は効果的なので来院を検討する方も多いのではないでしょうか。
来院する際や治療を受ける際には以下の注意点があるので、参考にしてください。
医師の診断を受ける
整骨院で頭痛治療を受ける際、保険適用を希望する場合は事前に医師の診断を受けましょう。
脳の病気ではなく、外傷などで神経痛や肩の痛みが生じている場合、頭痛を引き起こすことがあります。
この場合、保険適用される可能性があります。
そのため、まず医療機関を受診してください。
病気ではないのか、ケガと頭痛が関係あるのか判断してもらいましょう。
慢性的な頭痛は自費診療
一般的な頭痛の原因となるストレスや日常的な疲れからくる慢性的な頭痛は、整骨院に行ったとしても保険適用にはなりません。
そのため、慢性的な頭痛に対する整骨院での治療は自費になりやすいです。
しかし、整骨院では根本的な原因にアプローチできるため、頭痛を根治させることも期待できます。
何度も繰り返す頭痛に悩まされている人には整骨院での治療がおすすめです。
また、病院を受診したが問題がなく、薬での対処療法に抵抗がある人にも適しています。
自費診療の金額は、利用する整骨院によって異なります。
料金についてよく確認することが大切です。
自身の予算内で対応してもらえる整骨院や、初回割引、回数券などのサービスがある整骨院を選ぶと良いでしょう。
通院頻度と費用
頭痛の症状や原因によって、整骨院の来院頻度は異なります。
頭痛だけではなく、整骨院での治療は一度の治療ですぐに治るわけではありません。
一時的に改善してもまた繰り返し痛みに悩まされる可能性も高いです。
そのため、定期的な治療を行うことが大切ですが、通院の頻度については整骨院の判断や頭痛の原因・重さによっても違います。
基本的に初回のカウンセリングの際に、通院計画を相談し、予算などを考えて無理のない範囲で治療を受けましょう。
まとめ
今回は、整骨院で頭痛治療を保険適用する条件や注意点を紹介しました。
頭痛は日常生活に大きな影響を与える症状です。
整骨院での治療を通じて、根本的な改善を目指すことが可能です。
姿勢の悪さや肩、首のこりなどが原因で頭痛を引き起こしているケースも多く見られます
したがって、整骨院での治療は効果が期待できるでしょう。
ただし、条件を満たさなければ保険適用されません。
今回紹介した注意点を参考にしていただき、適切な頭痛治療を目指してください。