吐き気が伴う頭痛の原因は?

    吐き気がする原因は?頭痛と女性の関係性や対策方法について解説

    千葉市中央区大森台にある整体で姿勢を美しく。
    京成「大森台駅」徒歩1分のあしたば整骨院の久保です。

     

    頭痛がした時に、吐き気がすると悩む方は多いのではないでしょうか。

    デスクワークやスマホの利用時間の増加にともない、頭痛に悩んでいる人は増加傾向です。

    頭痛の中でも、ひどい症状の場合は吐き気が伴う可能性もあります。

    吐き気がすると、病気などの疑いもあります。

    しっかりと原因を理解するようにしましょう。

    今回は、頭痛で吐き気がする原因や、頭痛持ちに女性が多い理由について紹介します。

     

    女性の方が頭痛持ちが多い理由

    男性よりも女性の方が頭痛持ちが多く、痛みに悩んでいます。

    日本頭痛学会誌でも、全年齢層で女性の方が頭痛による疾病負担が大きいと発表されています。

    以下では、なぜ女性の方が頭痛に悩みやすいのかという点について紹介されています。

    参考にしてみてください。

    (参照:女性の頭痛の“Ask Now?”女性のデリケートな状況を男性医師にもわかるように)

     

    女性ホルモン

    頭痛と女性ホルモンには、大きな関係があると考えられています。

    生理が始まる数日前、生理中に最も頭痛症状を感じる女性が多いと言われています。

    そのいずれにおいても月経周期において女性ホルモンは低下する時期です。

    女性ホルモンは、エストロゲンと呼ばれる「卵胞ホルモン」とプロゲステロンと呼ばれる「黄体ホルモン」とがあります。

    それぞれのホルモンの分泌量が、1ヶ月の間に増減し、生理を起こします。

    エストロゲンが頭痛に関係すると考えられており、生理が終わった後、排卵へ向けて増やし、排卵時に急激に減ってしまうのです。

    月経周期に合わせて増減を繰り返すことによって、脳内のセロトニンやカルシトニン遺伝子関係ペプチドと呼ばれる神経伝達物質のバランスが崩れます。

    バランスが崩れることで、神経に炎症が起きたり、頭の血管が拡張したりするため、頭痛が引き起こされやすいのです。

    女性ホルモンが関係している頭痛の場合は、前兆がないことや頭痛に悩まされる時間が長いという点が特徴といえます。

    また、重症化しやすく吐き気を伴うケースも多いです。

     

    遺伝的素因

    偏頭痛は、遺伝的素因が強いです。

    特に母親が偏頭痛である場合、30〜70%の割合で娘も偏頭痛だと考えられています。

    偏頭痛は、複数の遺伝子と心理的ストレスや生活習慣の乱れといった環境的要因が関与しています。

    遺伝的素因が関係ある、と考えられてはいますが、正確に解明されていないため、自身の親御さんが偏頭痛の場合は自分も偏頭痛の可能性はあるという程度に考えておきましょう。

     

    吐き気を伴う頭痛の原因

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    女性の方が頭痛に悩まされている人も多いですが、男女関係なく頭痛で吐き気が引き起こされるケースもあります。

    以下では、頭痛で吐き気がする原因をみていきましょう。

     

    吐き気が伴っている頭痛の場合、出血などで脳が圧迫されている可能性があり

    頭痛の際に、痛み止めや吐き気止めを飲んでもなかなか改善しない場合は、出血などで脳が圧迫されている可能性があります。

    例えば、脳出血・脳腫瘍・頭蓋内血腫などが原因で圧迫されると、嘔吐中枢が刺激されて吐き気や嘔吐が生じるのです。

    薬が効かず、何をしても頭痛や吐き気の症状が改善されない場合は、速やかに医療機関を受診しましょう。

    そのほかにも、手足の痺れや麻痺、コミュニケーションを取りにくくなったなどがあれば頭痛が軽くなってもすぐに受診してください。

     

    脳が炎症を起こしている

    髄膜炎や脳炎など、脳が炎症を起こしている場合も吐き気が伴います。

    脳や脊髄の表面を覆っている髄膜に、細菌・ウイルス・カビなどの病原菌が感染を起こしたり、免疫が暴走したりすることで炎症を引き起こすのです。

    頭痛や吐き気以外にも、熱が出たり、後部硬直と呼ばれる首の後ろが硬くなって曲にくくなる症状が起きる可能性があります。

    炎症をそのまま放っておくと、脳の損傷が回復困難な状態になり、後遺症が残る可能性もあるでしょう。

    頭痛や吐き気の改善がなかなか見えない、発熱しているなど症状が重なっている場合は、すぐに医療機関の受診を行ってください。

     

    脳の神経が興奮状態

    日常的なストレス、スマホなどの強い光や音、睡眠不足など、さまざまな刺激によって脳の神経が興奮状態にあると、頭痛が引き起こされやすくなります。

    脳の神経が興奮状態だと、炎症物質が産生されます。

    そして、脳の血管が急激に拡張して脳の血流が変化し、頭痛や吐き気が生じてしまうのです。

    痛み止めや吐き気止めを飲むことで、症状が緩和される場合は、脳の神経が関係している可能性があります。

     

    吐き気を伴う頭痛の対処法

    頭痛で吐き気がする際の対処法を紹介します。

    対処法を理解しておくことで、突然の頭痛や吐き気にも対処ができるでしょう。

     

    痛む部分を冷やしてみる

    吐き気が伴う頭痛の場合、緊張型頭痛ではなく、偏頭痛の可能性が高いです。

    偏頭痛は、脳の血管が拡張して脳神経の1つである三叉神経が刺激されることで痛みを感じます。

    偏頭痛のきっかけは、ストレス・筋肉のこり・女性ホルモンの変化など、さまざまな原因があると考えられているのです。

    血管が拡張して痛みが発生する偏頭痛の場合は、痛む部分を冷やすことで痛みが軽減される可能性があります。

    痛みや吐き気を感じた場合、こめかみの脈打つ部分を保冷剤などで冷やしましょう。

    血管を収縮させることで、痛みを軽減が見込まれます。

    まずは冷やしてみると良いです。

     

    水分を摂る

    緊張型頭痛でも偏頭痛でも、水分が不足していると頭痛を引き起こしやすいと考えられています。

    水分が不足していると、脱水状態になります。

    その結果、脳の血流が減少して酸欠状態になり、頭が痛くなるのです。

    そのため、不足している水分を補給することで頭の痛さが緩和される可能性があります。

    頭痛を緩和させるために必要な水分量は個人差がります。

    目安としては体重1kgにつき約40mlの水を飲むようにしましょう。

    例えば、体重50kgの人なら1日に必要な水分量は2ℓです。

    しかし、1ℓ程度は食事からも摂取できています。

    ゆえに差し引いて1ℓ飲むことを心がけてください。

    ただし、年齢や運動量、食生活によっても違うので少しずつ調整を行いましょう。

     

    暗くて静かな場所で横になる

    吐き気を伴う頭痛の場合、まぶしさや音によってより痛みが増す可能性があります。

    また、動くと痛みがますので光や音を防ぎましょう。

    そしてゆっくりと横になってください。

    睡眠をしっかりとることも大切です。

    暗くて静かな場所で横になることも大事です。

     

    何をしても治らない場合は早めに病院へ行く

    痛み止めを飲む、冷やす、水分を摂るなど、さまざまな対処法を試してみても思うような効果を得られない場合は、早めに病院へ行ってください。

    なぜなら、頭痛は多くの方が経験している症状と言えます。

    また、軽く見てしまいがちです。

    しかし吐き気を伴う頭痛の場合は、早めの受診をしましょう。

    特になかなか改善しない頭痛や、吐き気を伴う頭痛には、病気が潜んでいる可能性があります。

    したがって、ただの頭痛と考えずに受診すると安心です。

     

    まとめ ~吐き気がする原因は?頭痛と女性ホルモンの関係性や対策方法について~

    今回は、頭痛のときに吐き気が起きる原因について紹介しました。

    頭痛は男性よりも女性の方が感じやすいと言われています。

    さらに吐き気を感じるケースもよくある症状です。

    そのため、今回紹介した頭痛への対処法を参考にしていただき、頭痛の症状を緩和できるようケアしてください。

    ただし、何度も頭痛が起きるようであれば早めに医療機関への受診をおすすめします。

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