熱なしでの頭痛が起きる原因は?考えられる病気や薬に頼らない対処法について解説
頭痛はするのに、熱はないという症状に悩まされている方は多いのではないでしょうか。
頭痛と発熱が同時にはっそう発症すると、風邪やインフルエンザなどを疑います。
しかし、熱がない状態だとただの疲れなのか、首や肩のこりによる頭痛なのか原因について悩みます。
今回は、熱なしで頭痛が起きた時に考えられる病気やその他の原因について紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
熱なしで頭痛が起きた時に考えられる病気
熱がなく頭痛が続く場合、風邪やインフルエンザ以外にもさまざまな病気が考えられます。
適切な対処をするためには、原因をしっかりと見極めることが重要です。
以下では熱なしで頭痛が起きた時に考えられる病気について詳しく解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
脳梗塞
初期症状で頭痛がある、というのはよく知られています。
脳梗塞の特徴は?
軽い頭痛が長く続く、というよりも今まで経験したことがないような激しい頭痛、突然激しく頭が痛むなどは、脳梗塞のサインだと考えてください。
脳梗塞の場合は、頭痛の他にろれつが回らない、手足が痺れる、視界が歪むなどといった症状が同時に発生します。
そのような症状が現れた際は、すぐに医療機関を受診しましょう。
激しい頭痛で動くのが大変、という場合は症状の重さによっては救急車を呼ぶことも1つの方法です。
片頭痛
片頭痛は、頭の片側に強い痛みを感じる症状です。
激しく痛むことが多く、中には吐き気を感じるケースもあるほどです。
そのため、大きな病気を疑う方も多いでしょう。
片頭痛の特徴は?
長時間、頭が痛いというわけではなく、突発的に激しい頭痛が引き起こされます。
頭痛や吐き気の他、光や音などに敏感になってしまうケースが多く、日常生活に支障をきたす痛みです。
片頭痛の原因は、ストレスや睡眠不足、特定の食品などをきっかけに引き起こされることが多いといえます。
痛む部分を冷やす、暗く静かな部屋で休むなど対処を行なってみましょう。
脳髄炎
何らかかの原因で脳や脊髄に炎症が起きることで、脳髄炎は引き起こされます。
放っておくと命の危険にも関わる病気です。
髄膜炎の特徴は?
初期段階では、熱を伴うケースが多いです。
しかし、特定のウイルスや細菌に感染している場合は、熱なしのまま進行してしまう場合もあります。
頭痛の他に、嘔吐・意識障害・痙攣といった深刻な症状が現れる場合、脳髄炎を疑ってください。
早急な医療機関の受診が重要です。
少しでも異常を感じたらそのままにしておかずに迅速な対応を行いましょう。
くも膜下出血
脳の血管が破裂し、出血が起きている状態をくも膜下出血と呼びます。
くも膜下出血の特徴
突発的な激しい頭痛が主な症状で、大変危険な状態なので、早期の医療機関受診が必要です。
痛みの度合いとしては、熱はなく突然激しい頭痛が起きて、吐いたり、意識が混濁したりする点が特徴といえます。
救急車を呼んでも問題がない症状なので、躊躇せずに医療機関を受診しましょう。
緊張型頭痛
首や肩の筋肉が緊張することで、引き起こされる頭痛を緊張型頭痛と呼びます。
緊張型頭痛の特徴
熱を伴うことはなく、頭が締め付けられるような痛みが特徴です。
デスクワークやスマホ・パソコンの使用時間が長い人は、姿勢が悪くなりやすいので筋肉がこわばり、血流が悪くなることで頭痛が発生します。
痛みの度合いは個人差があり、片頭痛のように強烈な痛みはありません。
しかし単発的ではなく長期間続くケースも多くみられます。
集中力の低下や疲労感を引き起こしやすいでしょう。
姿勢の改善やストレッチなどが効果的な対処法なので、まずは日常生活の見直しをしてみてください。
病気以外に考えられる原因 ~熱のない頭痛~

熱のない頭痛は、病気以外にもさまざまな原因が考えられます。
以下で、それぞれ紹介するので、参考にしてみてください。
自律神経の乱れ
自分の意思と関係なく、さまざまな刺激に反応して体の機能を調整する働きがある自律神経の乱れも熱のない頭痛を引き起こす原因になります。
本来の自律神経の働きは、暑い時に汗を出して体温調節をはかるなど、体のバランスを整える働きが期待できるでしょう。
自律神経は、交感神経と副交感神経という真逆の働きをする2つの系統によってバランスがとられています。
しかし、ストレスや不規則な生活で興奮状態が続くなどが起きると、バランスが乱れてしまい、心身ともにさまざまな症状が引き起こされるのです。
一般的に「自律神経失調症」と呼ばれるもので、全身の内臓や器官が正常に機能しなくなります。
症状の度合いには個人差があり、不眠や倦怠感、頭痛や頭重感など症状が幅広い点が特徴です。
睡眠不足
睡眠は心身の健康を支える大切なものですが、忙しい毎日を過ごしている人は睡眠をおろそかにしてしまいがちでしょう。
我慢すれば睡眠は削ることはできますが、夜遅くまで仕事をしていたり、遊んでいたりする慢性的な寝不足は、体の不調を引き起こしやすくなります。
睡眠不足が続くことで、生活習慣病・頭痛・うつ状態・免疫力の低下が起きる可能性が高いことがわかっているのです。
自分の健康を守るためにも、しっかりと睡眠を取ることは重要なポイントだと理解しましょう。
参照元:厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」
眼精疲労
パソコンやスマホなどを使用している頻度が高い人の場合、眼精疲労が溜まっていきます。
目が疲れてしまうと、目の痛みやかすみ、乾きが現れてくるため、頭が重たくなってしまったり、吐き気などといった全身症状が出てくるので熱がなくとも頭痛にみまわれるのです。
本来、目が疲れた時は休息や十分な睡眠を取ることによって回復します。
しかし、どれだけ休んでも回復しない状態だと眼精疲労だといえます。
眼精疲労が悪化していくと、首や肩のこりやめまいの原因にも発展します。
パソコンやスマホの画面を長時間見ることだけが原因ありません。
そのほかにもメガネやコンタクトが合わないまま使用を続けることで目に負担をかけることも眼精疲労を引き起こすのです。
また、原因が1つだけではありません。
さまざまな原因が絡み合って起こるケースもありえます。
辛い症状が続く時は医療機関の受診も検討しましょう。
薬に頼らず対処する方法 ~熱のない頭痛~
熱もなく、頭痛が続く場合はついつい薬に頼りたくなります。
中には、薬に頼らず頭痛を緩和させたいと思う方も多いのではないでしょうか。
以下では、薬に頼ることなく頭痛の対処をする方法について紹介します。
質の高い睡眠を取る
頭痛は、睡眠不足や日常生活の乱れによって引き起こされるケースがほとんどです。
睡眠不足状態で、無理に生活を続けていると肩に力が入り、緊張型頭痛を引き起こしたり、ストレスがより強くなるため、片頭痛が悪化したりします。
そのため、睡眠の質を高めることで体と脳の回復をはかりましょう。
しっかりと睡眠をとって体の状態を回復させることで、ストレスを軽減し、体の中のあらゆる機能を正常にキープできます。
就寝の際は、パソコンやスマホの画面をみない、触れないといった環境を整えてください。
刺激となる要因に触れたまま寝ると、交感神経が興奮状態のまま睡眠に入るので、体も脳も充分に休まることがなく、睡眠をとっていても不足している状態になるのです。
寝ても寝ても疲れが取れない、と悩んでいる人は睡眠の質を上げるようにしましょう。
ストレッチをする
肩や肩甲骨周辺のストレッチを習慣化すると、筋肉の緊張をほぐせます。
これにより、頭痛の軽減が期待できます。
特に、緊張型頭痛に効果的です。
ストレッチは血流を促し、体のこわばりを解消します。
その結果、リラックスできてストレスが減ります。
ストレスを減らすと、片頭痛の予防にも役立つ可能性があります。
積極的に運動を取り入れましょう。
運動を続けるには、無理なく行うことが大切です。
自分のペースで楽しむことが、継続のポイントです。
まとめ ~熱のないでの頭痛が起きる原因は?~
今回は、熱がないのに頭痛が続く原因や考えられる病気について紹介しました。
風邪やインフルエンザの他にも、緊張型頭痛や片頭痛など一次性頭痛と呼ばれるものから、脳梗塞や脳髄炎など重大な病気が隠れている可能性もあるので、十分に注意しましょう。
不安な場合は、医療機関の受診や整骨院への来院をおすすめします。