夕立のにおい…あのにおい立つような少し土が混ざったような独特でどこか懐かしい感じが好きです。
実はあのにおいにはペトリコール（petrichor）という名前があるんです。
ペトリコールは雨が降った時に地面から放出される土や植物由来の油分などが混ざった香りのことです。特に乾燥した日が続いたあとに降る雨の時に強く感じられると言われています。アスファルトのにおいもこのペトリコールの一部として感じられるのかもしれません。夏の太陽に熱せられたアスファルトに含まれる油分やそこに付着していた有機物などが雨に濡れて空気中に放出されることで独特のにおいになるという説もあります。
夕立のあとのアスファルトのにおいをどこか懐かしく感じる…それは夏の日の記憶や雨上がりの清涼な空気と混ざり合った独特の雰囲気によるものなのかもしれません。
