夏の頭痛

    屋外では強い日差しが照り付け、室内に行くとエアコンが効いた涼しい環境など、夏ならでは頭痛の原因がたくさんあります。頭痛は、夏バテ症状の一つでもあります。夏の頭痛の原因や予防対策法を知って、対策しましょう。

    夏の頭痛とは?

    日本の高温多湿という気候とそれに伴った生活習慣は、頭痛を招きやすい事が多くあります。故に、春から夏にかけて頭痛に悩む方もいらっしゃいます。

    頭痛の種類

    片頭痛

    頭の片側、又は両側が痛い
    日常生活に支障をきたす頭痛
    ズキンズキンと脈打つような痛み

    『片頭痛』について

    緊張型頭痛

    頭全体が締め付けられるような痛み
    日常生活に支障をきたす程ではない頭痛
    肩こりや首こり、身体的なストレスからくる

    『緊張型頭痛』について

    群発頭痛

    『自殺頭痛』と言われるほどに耐えがたい程の頭痛
    片側の目の奥がえぐられるような痛み
    頭が痛い時間は比較的短時間(多くは30分から1時間)ですが、1~3カ月間にわたってほぼ毎日同じ時間に起こる

    『群発頭痛』について

    原因

    冷房による冷えすぎ

    血流の悪化
    血流とは血液の流れの事を言います。血管の種類は、動脈と静脈があります。動脈は血管の壁が厚く弾力性があります。そのため心臓の収縮により送り出された血液の圧力でふくらんだり収縮し血液を送ることが出来ます。一方、静脈は自分で血液を運ぶ力がほぼありません。体の筋肉が収縮したり弛緩したりしてポンプのように血液を押し上げます。
    冷房により体が冷えると頭や首、肩の筋肉が緊張してしまいます。その結果、静脈の巡りが悪くなります。さらに血管の伸縮をコントロールする自律神経が乱れ、緊張型頭痛を引き起こすきっかけになります。また、冷たいものの摂り過ぎも頭痛を招く要因となります。

    屋内と室内の気温差
    夏の室内はエアコンで冷やされ、屋外は高温となり気温差が激しくなります。気温差が10℃以上になると体調に影響を及ぼし、頭痛を引き起こすと言われています。

    強い日差し

    降り注ぐ太陽の日差しを浴びたり、強い光が目に入ったりすると、脳が刺激されて片頭痛の誘因となります。元々片頭痛持ちの方は、特に注意が必要です。夏の強い日差しが刺激となり、普段よりも頭痛を起こしやすくなります。また、気温や湿度の高さで血管が拡張すると脳神経が刺激され、クラッとしたり頭痛が起こることがあります。

    低気圧・梅雨

    『気候』『気圧』『湿度』の変化に自律神経が敏感に反応することで起こります。特に低気圧や多湿の時に頭痛が起こりやすいようです。
    その中でも、気圧の場合は内耳が敏感な方ですと少しの気圧の変化でも頭痛などの体調不良を引き起こします。

    脱水症状

    人間の体は、汗をかき体内の水分・塩分などを蒸発させ体温を下げています。夏の時期などに多量の汗をかき体内の水分・塩分が失われると、脱水症になり頭痛を引き起こすことがあります。
    また、水分不足になると血液がドロドロになりやすく、血の巡りが悪化してしまいます。さらに、特に血液が行き渡りにくい体の中で高い位置にある脳は血液が届かないと酸欠を起こします。
    脳が重度の酸欠になると、頭痛をはじめ吐き気・めまいなどを引き起こしやすくなります。

    夏の頭痛への対策

    冷えすぎないようにしましょう

    室内外の温度差は7℃を目安に、外気温に合わせて冷房を使いましょう。
    温度調節が難しい環境では靴下やカーディガン、ストールなどで調節しましょう。
    冷たいものを食べ過ぎたり飲みすぎないようにしましょう。

    強い日差しを直接浴びないようにしましょう

    日傘や帽子を着用し、頭部に直接を日差しを当てないようにしましょう。
    また、目からも日差しが入ってくるため、サングラスの着用もオススメします。

    こまめな水分補給とバランスの取れた食事をしましょう

    脱水症状は屋内でも起こります。こまめに水分補給を心掛けるようにしましょう
    イオン飲料や経口補水液など塩分と糖分を含んだ飲料水がおすすめです
    なお、バランスの取れた食事についてはおいしい健康7月号『真夏の栄養3原則』をご覧ください

     

    夏の頭痛は整体で治る?

    整体では、体の歪みを整え体液の流れが改善されます。頭部は体の中で最も上部にあるため、血流が悪くなると酸素が上手く行き渡りにくくなります。それにより頭が痛くなったり、さらには立ち眩みなどの症状も起こしやすくなります。
    整体での効果は頭痛の種類により見込まれます。整体は90%の頭痛に効果的です。その中でも、主に体の歪みが原因で血流が阻害されているという場合に効果が発揮されます。脳疾患などが疑われない場合は、整体を活用されるもいいでしょう。まず、ご自身の頭痛のタイプを理解することが大切かと思います。
    頭痛の種類については、『頭痛』のページでご紹介しております。さらに詳しく頭痛についてお知りになりたい方は、一般社団法人日本神経学会『頭痛』をご覧ください。

    蘇我で20年『あしたば整骨院』では、『痛くない優しいゆらゆら整体』を行っております。当院では慰安的なマッサージや電気治療などは行っておりません。手技で根本治療を目指しております。頭痛をはじめ全身の不調に優しく効果的に治療を行っていきます。ぜひ、一度お試しいただけますと幸いです。

    蘇我で20年 あしたば整骨院『当院紹介』
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