骨折とは、ヒビが入ったり欠けたり凹んだり、さらには折れたりなど骨が壊れることを言います。骨はとても丈夫な組織です。特に若く健康な人の骨は日常的な負荷の数倍もの力に耐えることが出来ます。
しかし、何かしらの原因で骨の強度以上の力が加わることにより、骨折することがあります。また、あしたば整体に限らず、ほとんどの手技療法での治療は出来ないかと思います。当然、当院では治療できません。
なお、骨折には小さなヒビから、命にかかわる重症の骨折まであり、その状態によって治療法が異なります。
症状
- 腫れ
- 皮下出血、あざや変色の発生
- 疼痛(ぶつけた、怪我した後に痛むなどの不快感)、または圧痛(わりと軽く押しているのに痛い)
- 変形・異常可動性がある
骨の周りには神経や血管が豊富のため、骨折すると強い痛みと腫れが生じます。
種類
- 開放骨折(複雑骨折)
傷口から皮膚や筋肉を破って骨折した骨が外に出ている。「神経・血管・筋肉などの損傷がひどい」「出血が多量」「骨折部が汚れやすく感染の危険が高い」などの危険性があります。
- 皮下骨折(単純骨折)
骨折した部位が皮膚の外に出ていない。傷がない場合もあります。
- 粉砕骨折
骨折部が複雑に粉砕したこと。
- 不全骨折
ズレのないヒビのみの骨折。
- 病的骨折
病気が原因で『骨が弱る』『骨が溶ける』などの症状がみられ、そこに外力が加わり骨折。
- 疲労骨折
過度のスポーツなどにより同じ場所に長時間繰り返し力が加わることにより起こる骨折。
骨折した時の対処法
- 安静
- 冷やす
- 固定
- 骨折部位をなるべく心臓より高く上げること